トラベルズーは4日、「2019年秋 旅行動向調査」の結果を発表した。
美食は世界へ飛び出すきっかけに
世界9カ国・9,000名におよぶ本調査によると、半数以上(53%)の回答者は美食または美食を中心とした体験のために旅行をします。25歳から44歳では、55歳以上と比較して、美食の体験を求めて旅行へ行きたいという回答が2倍でした。旅行者は新しく且つ特別なものを体験したく(62%)、現地の文化に触れるべく本物の体験を楽しみたい(54%)ことから、本場の美食は最も求められています。
本調査対象国すべてで最も人気が高かった料理は、イタリア料理、中華料理、日本料理でした。一方、今後試してみたい料理としては、タイ料理、ベトナム料理、韓国料理が挙がりました。
中国人観光客は冒険心があり、高額消費の傾向
本調査では、中国人は最も冒険心を持つ美食家であると示されました。中国人回答者の96%は美食や美食体験を中心に旅行をしており、そのうちの70%はそれ以前に耳にしたことさえなかった食べ物にチャレンジしたことがあると回答。昆虫など新しいものを試してみたいかという質問に対して、「チャレンジしてみたい」と答えた中国人の数は他国の3倍にものぼりました。
また、中国人の海外における1人当たりの1日の食費は95USドルで、世界の平均より80%高くなっています。旅行中の美食体験を示すためのソーシャルメディアの利用は中国人旅行者が最も多く、94%の人々がソーシャルメディアで写真を投稿したことがあります。この割合は他の国の2倍となっています。
現地をサポートする意識がますます上昇
本調査によると、多くの旅行者は、旅行中の食に関して責任ある行動とその持続可能性に対して前向きな気持ちを持っています。海外で食事を選ぶ際のポイントとしては、77%の回答者が、現地の食材を食べて現地の経済と発展をサポートしたいと回答しました。特にミレニアル世代といわれる1980年代から2000年代初頭に生まれた人々については、食料に対する道徳観やその持続可能性を考慮する割合が、ほかの世代の2倍になっています。回答者の半数近い43%が、現地の人々とコミュニティをサポートすることで旅行先の文化に近づくための貴重な体験が得られると回答しています。
3分の2の旅行者は、優れた料理やレストランを探し出すために大量にリサーチしています。これにより、厳選された美食旅行や現地のヒントは、新しい旅行先を開拓しようというインスピレーションになるといえます。
トラベルズーでグローバルのブランド責任者を務めるシャリー・サンは、「本場の美食体験は、旅行者、旅行地の歴史・文化を結ぶ架け橋となります。トラベルズーは、世界中の美食を探索できる魅力的な旅行情報を厳選するだけでなく、現地のレストランや事業者と直接タイアップし、トラベルズーメンバーが現地の文化を体験できるよう責任を持ってサポートします。」
「2019年秋 旅行動向調査」について
トラベルズーでは毎年、春・夏・秋・冬の計4回、調査を行っています。「2019 年秋 旅行動向調査」では、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、スペイン、イギリス、アメリカの9か国計9,000人に対し、調査機関・OnePollによるオンラインアンケートで調査を行いました。
トラベルズーについて
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